このたびは「むてんかのこと」に足を運んで頂きありがとうございます。
管理人のKOTOママです。
さて農薬についての第二弾。次はネオニコチノイドです。
なんだそれ?
ネオニコチノイドって何?
昆虫類の脳の主要なアセチルコリン受容体に結合。
神経伝達スイッチをオンにして興奮状態が続くことで死なせる農薬です。
この農薬は浸透性が高く、根、葉、茎、果実に浸透し洗っても落ちません。
出た!ヒトには影響しないってやつ…
ヒトには影響しないということに加えて、
少量だから問題ないというのが国の見解です。
しかし、従来の毒性学では量が増えるとそれに比例して毒性も強まると
されていましたが、
このネオニコ系についてはこれに当てはまらない可能性がある
というのです。
え?どういうこと?
ネオニコ系農薬はアセチルコリン受容体にくっつけば作用するという仕組みなのですが、
ドアの鍵穴に鍵がさされば開くように、
受容体にネオニコがくっつくと神経伝達がくるう可能性があるということで
世界中で大きな問題となっています。
虫だけでなく、ヒトにもこのアセチルコリン受容体は存在します
そのため人体へ危険な影響があるということで、EU、アメリカ、韓国、ブラジル等世界各国で規制強化や禁止の措置が取られています。
少量だから、基準値以内だから安全って言いきれないのか…規制する国が出るのは当然の流れだよね
一方で日本はどうか。
え…ここでも日本だけ世界に逆行している…
哺乳動物には影響しないと言っていたネオニコ系農薬ですが、
それを覆すような研究結果は多々あります。
マウスへネオニコを投与し、
行動を観察する実験が環境脳科学神経学情報センターで行われました。ネオニコの一種である「クロチアニジン」を投与されたマウスは
不安感が増強され端ばかりを動くようになりました。
ネオニコの一種「ジノテフラン」を投与されたマウスは、逆に行動量が激増します。
衝動性の増加が考えられ、ADHD様の行動を示したとも解釈できます。
OECD主要国における「自閉症」の有病率と、農地面積あたりの農薬使用量が相関関係にある
という指摘もあります。
2012年にアメリカの小児科学会が
「子どもに対する農薬の暴露が、発達障害や脳腫瘍を引き起こしやすくする」
とも警告しています
発達障害の原因なのではないかと疑われているってことだね。
確かに農薬の使用量と相関関係にあるならあやしいかも。
この他にも不妊への影響や、母親の胎盤を通しての胎児への農薬の移行、
アレルギー疾患急増の原因等、広範囲への影響が指摘されている農薬です。
少量だから安全。基準値以内なで問題ない。人体への問題はない…?
あなたはどう考えますか。
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