もう一つの怖い農薬、洗っても落ちない「ネオニコチノイド」の本当の怖さ

知らなきゃ怖い食の裏

このたびは「むてんかのこと」に足を運んで頂きありがとうございます。
管理人のKOTOママです。

KOTOママ

現在大阪市内在住、1985年生まれです。
東京、埼玉、栃木、大阪、福岡に住んだことがあります。
家族は夫と、未就学児の娘が1人います。

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さて農薬についての第二弾。次はネオニコチノイドです。

とりさん
とりさん

なんだそれ?

ネオニコチノイドって何?

昆虫類の脳の主要なアセチルコリン受容体に結合
神経伝達スイッチをオンにして興奮状態が続くことで死なせる農薬です。
この農薬は浸透性が高く、根、葉、茎、果実に浸透し洗っても落ちません

農薬メーカーは
「ネオニコは哺乳動物の神経には影響しない」と言い、
広く販売を開始しました。

とりさん
とりさん

出た!ヒトには影響しないってやつ…

KOTOママ
KOTOママ

ヒトには影響しないということに加えて、
少量だから問題ないというのが国の見解です。

農薬には一日摂取許容量というのが定められています。
その1/100の量を農薬の残留値として定めているため問題ないということなのです。

KOTOママ
KOTOママ

しかし、従来の毒性学では量が増えるとそれに比例して毒性も強まる
されていましたが、
このネオニコ系についてはこれに当てはまらない可能性がある
というのです。

とりさん
とりさん

え?どういうこと?

「人によって感受性が異なる」ため、
超少量であっても作用してしまう場合もあり、
作用してしまえば重大な問題を引き起こす
ということです。

ネオニコ系農薬はアセチルコリン受容体にくっつけば作用するという仕組みなのですが、
ドアの鍵穴に鍵がさされば開くように、
受容体にネオニコがくっつくと神経伝達がくるう可能性があるということで
世界中で大きな問題となっています。

KOTOママ
KOTOママ

虫だけでなく、ヒトにもこのアセチルコリン受容体は存在します

そのため人体へ危険な影響があるということで、EU、アメリカ、韓国、ブラジル等世界各国で規制強化や禁止の措置が取られています。

とりさん
とりさん

少量だから、基準値以内だから安全って言いきれないのか…規制する国が出るのは当然の流れだよね

一方で日本はどうか。

2015年から17年にかけて基準の規制緩和を行った他、
新たな農薬の追加承認を行っています。

とりさん
とりさん

え…ここでも日本だけ世界に逆行している…

哺乳動物には影響しないと言っていたネオニコ系農薬ですが、
それを覆すような研究結果は多々あります。

マウスへネオニコを投与し、
行動を観察する実験が環境脳科学神経学情報センターで行われました。

ネオニコの一種である「クロチアニジン」を投与されたマウスは
不安感が増強され端ばかりを動くようになりました
ネオニコの一種「ジノテフラン」を投与されたマウスは、逆に行動量が激増します。
衝動性の増加が考えられ、ADHD様の行動を示した
とも解釈できます。

OECD主要国における「自閉症」の有病率と、農地面積あたりの農薬使用量が相関関係にある
という指摘もあります。

2012年にアメリカの小児科学会が
「子どもに対する農薬の暴露が、発達障害や脳腫瘍を引き起こしやすくする」
とも警告しています

とりさん
とりさん

発達障害の原因なのではないかと疑われているってことだね。
確かに農薬の使用量と相関関係にあるならあやしいかも。

KOTOママ
KOTOママ

この他にも不妊への影響や、母親の胎盤を通しての胎児への農薬の移行
アレルギー疾患急増の原因等、広範囲への影響が指摘されている農薬です。

少量だから安全。基準値以内なで問題ない。人体への問題はない…?
あなたはどう考えますか。

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