今、日本の海が危ない。日本の魚は誰のもの?

知らなきゃ怖い食の裏

このたびは「むてんかのこと」に足を運んで頂きありがとうございます。
管理人のKOTOママです。

KOTOママ

現在大阪市内在住、1985年生まれです。
東京、埼玉、栃木、大阪、福岡に住んだことがあります。
家族は夫と、未就学児の娘が1人います。

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KOTOママ
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日本は海に囲まれた国。日本近海を流れる黒潮と親潮等の海流のおかげでプランクトンがよく育ち、豊富な漁場となっているんです。

とりさん
とりさん

あー、なんか魚食べたくなってきたなー

KOTOママ
KOTOママ

私たちは、日本の定められた海域までで採れた魚であれば、日本のものと何の疑いもなく思っていませんか?

とりさん
とりさん

え、だってそうでしょ?習ったよね。200海里だったっけ…?
そこでとれた魚は日本のものだよね。

KOTOママ
KOTOママ

そうですよね。日本の沿岸から200海里内の海は日本が魚をとる権利を持っています。しかし2018年に70年ぶりに改正された「改正漁業法」ではそのあたりの権利が危ぶまれてしまう可能性があるんです

とりさん
とりさん

えー、何でー!

KOTOママ
KOTOママ

今回は70年ぶりに改正された漁業法について。私たちの暮らしにどんな影響があるのか、書いていきたいと思います。

漁業法改正のポイント

2018年に改正された漁業法。
いくつか懸念すべきポイントはありますがその中で一番インパクトがあるものが「漁業に民間企業が参入しやすくなる」という点です。

とりさん
とりさん

民間企業が参入…悪い予感がするな…

これまでの漁業権は、地元の漁協や漁業者に「優先的」に割り当てられてきました。しかし今回の改正ではこの「優先順位」の規定を廃止し「一般企業」等が参入できるように変更されることになりました。

とりさん
とりさん

わー…種子法や種苗法と同じような流れになってしまうんだね

企業というのは外国の資本であってもOKということになります。例えば日本人が社長の会社であったとしても、中国資本であるケースがあると思いますが、そのような企業でも漁業権を取得することが出来るようになる訳です。

KOTOママ
KOTOママ

そしたら何が起きるのか?その海産物の所有権は…?その企業のものということになりますよね。

とりさん
とりさん

そうなるね…

KOTOママ
KOTOママ

例えば権利を持った企業が中国資本だった場合。中国に優先的に輸出しないでしょうか。

とりさん
とりさん

めっちゃしそうだよね

KOTOママ
KOTOママ

日本で取れた魚が中国に大量に出回ったらどうですか。需給バランスが崩れて値段が吊り上がるってことも考えられる訳です

日本近海で取れた魚を食べたくても、それは中国に輸出されてしまって食べられない食べるためには、中国から高いお金を払って輸入するしかないなんて馬鹿げたことが起きるということが容易に予想出来ます。

とりさん
とりさん

いや、それは予想出来まくるな

最初に200海里の話をしましたが…

☑法改正によって外資系企業が日本の海で魚を取れるようになったとしたら?
☑そしてそれが外国に優先的に外国に輸出されるようになったら?

200海里で守られている「日本で食べられる権利があったはずの日本の魚」が、「日本で食べることが出来なくなる」訳です。

とりさん
とりさん

うわー…思っていたよりも深刻な事態だな

KOTOママ
KOTOママ

これって国防の観点からも大問題だと思う訳ですが…

とりさん
とりさん

200海里の中に外国資本が入ってきているって、確かにそうだね。

そもそもなぜこれまで地元の漁協に優先的に割り当ててきたのかというと、地元の漁協の方というのは、地域の現状を把握していますし、漁業者個々人の事情の把握しています。その上で「過密な養殖を防いだり」「他の魚業」に迷惑をかけないよう調整しながら民主的に管理を進めてきたという経緯があるからです。

KOTOママ
KOTOママ

そこにいきなり、外部の企業が入ってきたらどうでしょうか?その地域全体での資源の管理が出来なくなりますよね。

大企業が大量に魚を養殖することになったらどうなるでしょうか。食べ残しのエサやフンが発生したり、運動不足とストレスで魚が死んで死骸も増えるかもしれません。それが海底で腐敗して海が汚れてしまう可能性もあるんです。

地元に根差している訳でもない利益第一主義の外資系企業が海に入ってきたら、海を持続的に守っていくという視点よりも、その瞬間瞬間の効率性や利益を考えて動くことになると思いませんか。日本の海はどうなってしまうのでしょうか

また、浜に暮らし代々海を守りながら、浜で生計を立ててきた地元の漁民から、権利を奪うということは、生活基盤やそのコミュニティーを崩すことにも繋がります。

とりさん
とりさん

本当にいいことが全然ない?何でこんなことするの?

30年前に1,000万トンを超えていた日本の漁獲量は500万トン以下。この傾向に歯止めをかけるために企業に登場してもらい、主に養殖の漁獲量の拡大を狙うというものです。

KOTOママ
KOTOママ

建前は…。

とりさん
とりさん

出た、たてまえ!!!

KOTOママ
KOTOママ

この法改正で得をするのは誰かということですよね。

分かっていることは、代々浜を守ってきた漁民の方々と日本国内の消費者ではなさそうということです。

コメント

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