日本の寿命は世界一?平均寿命のカラクリとは

「食」以外のこと

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管理人のKOTOママです。

KOTOママ

現在大阪市内在住、1985年生まれです。
東京、埼玉、栃木、大阪、福岡に住んだことがあります。
家族は夫と、未就学児の娘が1人います。

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「日本は寿命が世界一」と言うのはよく知られている話だと思います。しかしそこにはいくつかのカラクリがあるのです。
日本の「平均寿命」は本当に世界一長いのか?書いていきたいと思います。

平均寿命って何?

0歳における平均余命のことです。生まれたばかりの0歳の子が生きるであろう「期待値」のことを指しています。

その年に亡くなった人の年齢の平均

現在0歳の人が何歳まで生きられるかの平均余命の予測

「予測」や「期待値」をもとに算出されたものであるというのが一般的にイメージする「平均寿命」とは違いますよね。

とりさん
とりさん

亡くなった方の年齢を全部足して亡くなった人数で割れば簡単に平均寿命って出せるんじゃないの?死んだ人の平均年齢を出している訳じゃないなんて衝撃だな。

ここが「あやしい」平均寿命

①数式や元データが公表されていない

細かな元データ(入力データの数字)については公表されていません
また、数式も発表されていないのです。

補正や仮定、期待値が計算に込められているので都合の良いように微調整が出来てしまうと思われても仕方ないですよね。

KOTOママ
KOTOママ

あくまでも政府の予想、期待値であるとして浸透しているなら別なのですが、恐らく多くの国民が「実際に亡くなった方の平均値」だと思っていると思います。そのこととの乖離も気になります。

②国によって違う計算方法

2024年7月に発表された日本の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳
1978年から2010年までは26年間世界一を誇っていました。その後も概ね1位である年が多いです。2024年も日本が世界一位でした。これだけ見ると日本は長寿国であると言えますよね。

しかし実は平均寿命というのは国によって計算方法が違います

厚労省のHPでも「平均寿命の諸外国との比較は国により作成期間や作成方法が異なるため厳密な比較は困難である」と書かれています。

KOTOママ
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ベースが違うものを比較した上での「日本の平均寿命が世界一」というのはあまり信ぴょう性がありません。

③各国の数字が出そろった後での数字の発表


日本の平均寿命の発表は、毎年7月頃。
先進国の発表が出揃った後、最後に発表しているのです。

そして2位の国と比べて「僅差で1位」になっていることが多いのです。
平均寿命は「期待値」を表したもの。調整出来るよう計算されている数字です。微調整されていないでしょうか?

KOTOママ
KOTOママ

実は『平均寿命を長く公表すると政府(利権を持っている方や特権階級の方々)』にとってメリットが多々あると言われています。

メリット①医療信仰が強まる

平均寿命が世界一というのは非常にインパクトがあります。

「政府や医者、厚労省の言うことをきちんと守っていれば世界一長生きできるんだ。」
「日本の医療のおかげだ」、「日本の医療は世界一」だ…
と思いますよね。

実際に日本は世界最多の医薬品の消費国であり、ひとりあたりのクスリの消費量は世界一です。インフルエンザ薬のタミフルは世界の使用量のうち、7~8割が日本で消費されているとも。

これほどまでに医者にかかり、薬を飲む国はありません。

平均寿命世界一というのは「日本の医療は優秀なので世界一長生きできるんだ」と信じる非常に重要な根拠になっています。

メリット②食料の安全性をアピールできる

日本の添加物やの農薬等の基準値は世界の中でもかなり危険な基準です。
しかしその話をしても「日本の寿命は世界一だから影響がない」という話に必ずなります。

日本の食は安全ということの根拠にはこの「日本の平均寿命が世界一」ということがあるのです。

KOTOママ
KOTOママ

「今年も日本の平均寿命は世界一でした。これも優れた医療技術、技術革新のおかげです」「日本の添加物や農薬は全く問題のない数値です。なぜならば平均寿命が世界一だからです」と言える根拠になりますね。

寝たきり世界一って本当?

近年、寝たきりの数を世界的に調査したデータはありません。
そのため昔のデータになりますが、1989年の調査によると寝たきりの方の数は、アメリカの5倍、デンマークの6倍で断トツの世界一でした。
(厚生科学研究特別研究事業「寝たきり老人の現状分析並びに諸外国との比較に関するデータ」より)

1993年の時点で90万人の寝たきりの方がいると警鐘を鳴らしていましたが、何と2020年にはその数が300万人を超えています。

(2020年の介護保険事業状況報告によると施設に入所している寝たきりの方が300万人。自宅で寝たきりの方もいるのでそれ以上の方がいると思われます。)

KOTOママ
KOTOママ

世界的な調査をした段階で90万人程度とそれでも世界的に断トツに高い人数だったにも関わらず現在では更に3倍以上に寝たきりの方の数が増えています

たとえ、日本政府の発表した数値が正しく寿命が世界一長いというのが本当だとしても寝たきりの状態で延命治療をしているだけなのではないかと思ってしまいますよね。

まとめ

「医療の進化によって寿命が延び、日本は世界一の長寿国になった」
「日本の医療は世界一。日本の食料は安全」

これは本当なのでしょうか?

医療の進歩によって
乳幼児の死亡率が下がった。
・延命治療が可能になり寝たきりの方が増えた

このことで「平均寿命」が延びたという側面はあるかもしれませんが、私たちが純粋にイメージする「健康な人の寿命が延び長生きできるようになっている」ということとは現状は異なっているかもしれません。

そもそもその平均寿命自体に数字のトリック、何らかの意図的な介入があると推測できてしまいます。

「日本の寿命は世界一。だから安全」

この神話を信じて日本の医療制度や食事に関して、過剰に、盲目的に信頼するのは危険かもしれません。

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