ゲノム編集技術って?遺伝子組み換えとの違いは?デメリットや問題点を詳しく解説

知らなきゃ怖い食の裏

このたびは「むてんかのこと」に足を運んで頂きありがとうございます。
管理人のKOTOママです。

KOTOママ

現在大阪市内在住、1985年生まれです。
東京、埼玉、栃木、大阪、福岡に住んだことがあります。
家族は夫と、未就学児の娘が1人います。

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お魚の選び方はもうばっちりですね。まだの方はこちらから。
次は魚の話の次に出てきた「ゲノム編集」のお話です。

KOTOママ
KOTOママ

ゲノム編集って知っていますか?
どこか遠い国の未来の食べ物の話?
「あまり私たちには関係ない」なんて思っていませんか?

とりさん
とりさん

うん、ちょっと思ってた

KOTOママ
KOTOママ

実はゲノム編集食品はすでに市場に出回っており
知らないうちに口にしている可能性があります。

とりさん
とりさん

え?そうなの?

KOTOママ
KOTOママ

ちょっとびっくりなのがゲノム編集食品というのは「表示義務がない」んです
しかも遺伝子組み換え食品に課されていたような安全性の「審査」は不要とされていて届け出のみでOKです

とりさん
とりさん

表示義務無し…?審査不要…?

ゲノム編集食品は…
安全性の審査不要
表示義務無し

とりさん
とりさん

それで大丈夫なの…?

日本の厚生労働省は…
「標的となった遺伝子のみを切断するだけなので自然界で起こる突然変異と一緒
なので安全性に問題はないというスタンスです。

とりさん
とりさん

いや自然界の変異とは…違うよね?
本当にそれで大丈夫なの…?

そもそも一体ゲノム編集とは何なのでしょうか?
以前ブログでお伝えした「遺伝子組み換え食品との違いは何なのでしょうか?
それを確認するとともに、安全かどうか一緒に考えてみましょう!

ゲノム編集とは…?

特定の遺伝子をピンポイントで切断することで生物の特徴を変える技術のことをゲノム編集と言います。

もともとある遺伝子を壊し特定の機能をなくす等の突然変異を利用して、生物の性質を変化させます

遺伝子組み換え食品についてはこちら

「ゲノム編集」技術は、特定の遺伝子を「切断」する技術
☑「遺伝子組み換え」技術は、特定の遺伝子を「外部から」組み込む技術
という違いがあります。

ゲノム編集食品の危険性とは?

実際に「安全である」という政府の見解とは別に危険性も指摘されています。

ねらった遺伝子とよく似た配列を間違って破壊してしまう危険性がある

何十億もあるDNAを100%正確に切断することは難しく、
想定外の遺伝子変異を起こす可能性が指摘されています。

『抗生物質の問題』

ゲノム編集に成功する細胞は一部で成功した細胞を選び取るために「抗生物質耐性遺伝子」が使用されます。そのためゲノム編集された作物を食べると腸内に「抗生物質耐性遺伝子」が移行されてしまうのです。

KOTOママ
KOTOママ

この遺伝子が腸内細菌に取り込まれると、腸内に抗生物質耐性がついてしまい、抗生物質がいざという時に効かないという事態に陥ってしまいます。

EUの裁判所では2018年「ゲノム編集で開発した作物も遺伝子組み換えと同様に規制の対象にすべき」という判断を下しました。

とりさん
とりさん

表示義務や審査がなく、届け出のみで販売されている日本とは大違いだね

ゲノム編集技術の具体例

ゲノム編集技術で出来た食品にはどのようなものがあるのでしょうか。見ていきましょう。

・欲を調整する機能が取り除かれた「トラフグ」
(通常よりエサをたくさん食べるため成長が早い)
・筋肉細胞の増加や成長を止めるブレーキの役割を果たす機能が取り除かれた「肉厚マダイ」
(筋肉がどんどん増える)
動かないマグロ
(狭い空間でも養殖しやすくする)
・実を熟成させる遺伝子を切り取った2年でも3年でも青々としているトマト

技術としてあるだけでなく、すでに市場に出回っているものもあります。

市場に出回っているゲノム編集食品

・トマト(2021年)
・マダイ(2021年)
・トラフグ(2021年)

・ヒラメ(2023年)

KOTOママ
KOTOママ

ゲノム編集されたトマトについては、苗を小学校に配布するという取り組みをしていて、それが一時期話題になっていましたね…。

とりさん
とりさん

え、ゲノム編集食品を…小学生に、、、

ゲノム編集食品関して現状注意が必要なのは「上記4食品」です。
これらの食品については、信頼できる場所から買う等して注意していく必要があると思います。

KOTOママ
KOTOママ

トマトについてはピューレ状になっていたり、魚についてはすり身にされてしまっていたら本当に分からないですよね。なので、これらの加工品についてはより注意しながら購入する必要がありそうです。

マダイやトラフグは、回転寿司チェーン店で使用されているのでは?という話もあります

ゲノム編集魚を使用することについては「明確にNO」と言っている会社と「回答を控える」と言っている会社に分かれています。

【回答】寿司チェーン等へのゲノム編集魚類の使用に関する質問状の回答(2022年1月19日) – 日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ
※参考

KOTOママ
KOTOママ

回答を控えると言っているから必ずしもゲノム編集魚を使っているということではないかもしれませんが…使用しない方が消費者へのPRとしては良いので使用していなければ「使用していない」と答えるんじゃないかなと勘ぐってしまいますよね。

とりさん
とりさん

表示義務がない怖さってこれか。自分の口に入るものなのに、消費者は知ることすら出来ないんだね。

KOTOママ
KOTOママ

運営会社がゲノム編集の研究をしていたら?そこの会社で出すお魚もゲノム編集である可能性が高いと思いませんか?と、こんな風に断片的な情報を集めながら推測するしかない現状なんです。

実はゲノム編集された魚を現在生産している国は世界で日本だけです。

さすが技術大国日本!…と喜んで良い状況でしょうか?

生態系に深刻な影響を与える可能性があるということも考えなくてはなりません。(例えば先ほど例に出した肉厚のマダイ。海上で養殖していたこの魚が逃げ出して天然のマダイと交配してしまったら…?生態系を破壊します。)

こんな危険な要素が満載なゲノム編集食品。これらの事実を知ってもなお、
「毎日でも好んで食べたい」「わが子にぜひ食べさせてあげたい」という方はいるでしょうか?

とりさん
とりさん

実態を知られたらみんな買わなくなるから、非表示にしたり、そもそもゲノム編集についてのPRをしていないって可能性が考えられるよね。

KOTOママ
KOTOママ

健康を守るためには与えられる情報だけでは不十分。自ら知識を獲得しにいかなければならない時代になりましたね。

コメント

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